面白い話まとめ
天正十年安土御献立 家康接待の料理

=信長の館にレプリカ=

おちつき膳の全六膳中、左から三膳、本膳、二膳

◇東近江・安土町
 織田信長が徳川家康を武田勝頼討伐の功を労うため安土に招き、もてなした際の料理「天正十年安土御献立」の復元レプリカが、この時家康に帯同し、家康と親密な間柄だった豪商・茶屋四郎次郎の茶屋家十六代目妻である中島範理事長が経営する学校法人茶屋四郎次郎記念学園東京福祉大学・大学院から、このほど安土町に寄贈された。安土城天主信長の館に展示されている。
 天正十(一五八二)年五月十五日に到着後、間もなく出された「おちつき膳(ぜん)」から、「晩御膳」、翌十六日の「あさめし膳」、「夕膳」の四食二十二膳を再現。全国から食材・珍味を集めて作られた六十種類以上の当時最高の料理が、最高の塗りや金銀が施された食器に盛られている。おちつき膳の本膳には、近江特産のふなずしも並ぶ。
 昭和六十二年の「織田信長四百年祭」に安土町の青年有志により「安土御献立」が復元され、試食会も行われた。その後、平成十年に同学園が、古文書や食物関連の資料や河内美代子近江八幡市立資料館の助言を参考に実際の食材で再現し、レプリカを作った。以後、大学の応接室に飾られていたが、「多くの人に見てもらいたい」と、河内館長の紹介でゆかりの地に贈られた。
 「安土御献立」を信長は気に入らず、接待役の明智光秀が解任される。この時の仕打ちが六月二日の「本能寺の変」の引き金になったとする説がある。


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