面白い話まとめ
栗東市長選挙<4> 31日、市内26か所で投票

=野村と中村デッドヒート追い上げる馬場候補=

◇湖南・栗東
 二十四日に告示された栗東市長選挙は、前市議の野村昌弘氏(44)=自民推薦、公明支持=と前副市長の中村洋三氏(62)=民主推薦、社民支持=が横一線の激戦を繰り広げ、これを前市議の馬場美代子氏(65)=共産推薦=が激しく追い上げる展開となっている。国松市政のあとを担うのはどの候補か、同市長選を追った。

 野村氏は経営者と議員四期の経験、子育て世代をアピールして支持を伸ばしてきた。当初は若手経営者らが中心になって政党色を薄めて支持拡大を図り、この一方で司令塔の三浦治雄県議を中心に、市議会の自民系会派「新政会」(八人)の市議が、「公明栗東」(二人)と連携して黒子に徹していたが、民主党に逆風が強まるにつれて戦術を転換した。
 告示前後には自民の西田昌司参院議員(京都選出)や元自民県連会長の河本英典氏らが入るなどして、民主党政権の外交や、政治とカネの問題を突いてこきおろした。さらに三浦県議は「民主推薦の市長になれば、自民系が民主系を圧倒する市議会との関係は大ねじれ」と拍車をかける。
 二十八日午後六時半からは、自民党参院議員の片山さつき氏を応援弁士にJR栗東駅東口で街頭演説会を開き、終盤戦へラストスパートをかける。

 唯一の女性候補である馬場氏は、告示前からスポット演説やビラ全戸配布などで、「とりもどそう 福祉のまち栗東」をスローガンに西中学校の新設分離や中学校給食の復活、国民健康保険税引き下げといった政策の浸透に努めてきた。
 選挙中は、市議会の共産議員団(二人)や後援会の支援を受けて街頭宣伝を中心に展開。
 議員活動二十八年の実績のほか「初の女性市長の誕生」もアピールし、幅広い層の票吸収を目指す。

 長年培った行政手腕をアピールする中村氏は、民主推薦を受けて「国・県とのパイプ強化」を訴えるものの、民主政権の支持率低下の余波を警戒する。連合滋賀と地元後援会とともに合同選対の一翼を担う民主党は、来春の統一地方選(県議選、市議選)を控えて、逆風の巻き返しに必死だ。
 一日四会場で開く個人演説会の弁士には、三日月大造衆院議員や地元の九里学県議、市議会の民主系会派・市民ネット(三人)の市議のほか、県内の民主党県議も相次いで駆けつける。
 これに連合滋賀が▽実働部隊▽産別の票固め-の二本立てで加わる。前回は市内最大の労組、全国競馬労働組合出身の田村隆光市議が候補となって火がついたが、今回はどうか。

 なお、市内の有権者数は四万八千四百三十六人(二十三日現在)で、三十一日の投票は市内二十六か所、午前七時〜午後八時に行われ、開票は午後九時から市中央公民館で実施される。
 三陣営は投票率を四五%〜五〇%とみている。
(連載終わり)【高山周治】


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