面白い話まとめ
関わる大切さ 地域支えあい講演会

=友達同士をつなぐ「関係支援」小学校教諭・拝野さん=

養護学校や特別支援学級での経験をもとに講演する拝野さん

◇近江八幡
 近江八幡市総合福祉センターひまわり館で十一日、地域支えあい講演会(市社協主催)が開かれた。
 発達障がいのある子どもへの理解と地域での支えあいを考える機会にしようと開かれたもので、講師に臨床心理士で兵庫県伊丹市立有岡小学校教諭・拝野佳生さん(52)が招かれ、民生委員や福祉協力員ら約百二十人が「『特別でない』特別支援教育〜友達同士をつなぐ関係支援という視点〜」と題した講演に熱心に耳を傾けた。
 拝野さんは、伊丹市の養護学校や特別支援学級にも着任し、発達障がいを持った子どもの支援教育や人権擁護の教務に就き、長年の教員経験から障がいのある子の成長を周囲の人で見守り、人と人の心がつながる「関係支援」という関わり方の実践を目指している。
 講演の中で拝野さんは六年生を担任した時、運動会で一クラス一チームの全員リレー競技に出場する際、全員が少しでも早くバトンを渡すことで車椅子で遅れる友達のタイムをばん回しようと毎日、全員で練習。その努力が実って見事優勝した驚きの経験から、避けられない友達の障がいのマイナス面をみんなで受け入れて克服するための知恵を出し合い、前向きに実践していった子どもたちの支援のすばらしさを紹介し、障がいを持つ子と周りの子たちとの関係を発展させていくような支援が求められているではと語りかけた。
 また、養護学校に赴任した経験の中で「どうしてもうまくいかない時も少なくはないが、べったりくっついた支援ではなく、周りの友達が支援することへの関わりを意識するような働きかけや雰囲気作りが大切で、障がいのある子へはヘルパー的な支援がみんなの意識を変え、いい関係が作りあげられる」と説いた。
 さらに、学級の中でも臨席の友達が休んでいることも知らない、また、知ろうとしない雰囲気が見られるようになった。周りが見えていない子どもが目立つようになり、日頃からつながっている関係を作っている取り組みが求められているなど、地域社会の希薄さは子ども社会にも影響している例を紹介した。
 「教師と子どもは在学中だけのつき合いだが、子ども同士は卒業して大人になっても同じ地域で暮らし、互いに関係を持っている場合もある。人と人をつなぐ『関係支援』への取り組みの積み重ねが、本物の『つながり』になることを期待している」と結んだ。
(畑 多喜男)


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