面白い話まとめ
魚のゆりかご水田10周年 栗見出在家町 記念式典

=日本農業賞「大賞」受賞 新酒「ぷくぶく」を披露=

魚のゆりかご水田酒米「ぷくぶく」の鏡開き――やわらぎホール――

◇東近江
 東近江市の「栗見出在家町魚のゆりかご水田協議会」(村林又藏自治会長)が10周年を迎え、記念式典・祝賀会をやわらぎホール(東近江市躰光寺町)でこのほど開いた。小椋正清東近江市長をはじめ、来賓や関係者など約170人が出席し、活動の足跡をたどりながら今後の更なる発展を期した。
 栗見出在家町は、琵琶湖の魚や生き物が水田に自由に出入りしていたかつての田園風景を取り戻そうと、2006年に「栗見出在家町魚のゆりかご水田協議会」を立ち上げ、水田に通ずる魚道を設置するなど、農家と非農家の全住民約300人で環境にこだわった農業に取り組んでいる。
 また、自治会周辺の一斉清掃や田植え実習、11年からは田んぼのオーナー制度を取り入れて企業や大学、一般家庭が参加する体験学習を開いているほか、子どもたちの環境教育や食農教育を通じた次世代の育成として田植えや生き物学習会、小学校への出前講座などを地域の子ども会と共催するなど、地域ぐるみで取り組み、食や農、環境保全の意識高揚にも努めている。今年度だけで38の事業を展開してきた。
 その活動が評価され、2月には農業者と消費者を結び、未来の豊かな生き方づくりのヒントになる活動をしている個人や団体を表彰する「日本農業賞」(全国農業協同組合中央会、各都道府県のJA中央会など共催)の「食の架け橋の部」大賞を県内で初めて受賞した。
 福永章代表代行は「突然の受賞で驚いた。住民みんなの協力で節目を迎えられることができた」と喜びを語り、継続した今後の展開に期待を込めた。
 祝賀会では地元産物を使った惣菜などが振る舞われたほか、昨年度から北島酒造株式会社(湖南市)と新たに取り組んでいる魚のゆりかご水田酒米(山田錦)で作った純米吟醸酒「ぷくぶく」の新酒披露も行われた。
 山田錦特有の深いコクで辛口、あきのこない口当たりが特徴。限定2千本を、酒店などで販売する予定。価格は1700円(720ミリリットル)。詳しくは北島酒造(TEL0748―72―0012)か同協議会(TEL0748―45―0603)まで。


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